Linuxコマンド辞典 lpコマンド(印刷)
印刷ジョブの作成/キューを登録する(CUPS)「lp」コマンドの概要と使い方を記載しています。
RHEL Fedora CentOS Vine Deblan Ubuntu Plamo
参考サイト:Man page of INSTALL
概要・使用方法
書式
$ lp [オプション] [ファイル名・・・]
CUPS(Common Unix Printing System、Unix系OS用の印刷システム)に印刷するファイルをジョブとして登録して登録します。印刷するファイル名を指定しない場合は、標準入力からの入力をジョブ登録します。プリンタを指定しない場合は、設定されているデフォルトプリンタが利用されます。デフォルトプリンタはlpstatで確認できます。間違えて送った印刷ジョブもlpstatでキューの確認、cancelでジョブを削除できます。
オプション
-d プリンタ | 印刷に利用するプリンタ名を指定する |
-n 枚数 | 印刷枚数を指定する |
-P ページ | 指定したページを印刷する。ページ範囲も指定可能。例えば、10ページと15~20ページ、50ページを印刷する場合は「10.15-20,50」と指定する |
-o “変数=値” | ジョブオプションを指定する |
印刷キューを登録する
[rin@centos ~]$ lp test.txt
[rin@centos ~]$ lp -d MG6500 test.txt #プリンタを指定してジョブ登録
印刷オプションを指定し実行する
[rin@centos ~]$ lp -#2 test.txt
1枚に2ページ印刷する
[rin@centos ~]$ lp test.txt -o number-up=2