Linuxコマンド辞典 cancelコマンド(印刷)

プリンタスプールからジョブを削除する「cancel」コマンドの概要と使い方を記載しています。

RHEL Fedora CentOS Vine Deblan Ubuntu Plamo

参考サイト:Man page of INSTALL

概要・使用方法

書式

$ cancel [オプション] 

lpやlprで投入されたプリンタスプールのジョブを削除します。ジョブIDはlpstatなどで確認して指定します。

オプション

-aすべてのジョブをキャンセルする

プリンタジョブをキャンセルする

$ lp test.txt  #印刷ジョブを投入
 request id is MG6500LAN-1 (1 file(s))
$ lpstat #ジョブを確認する
  MG6500LAN-1      rin 6615040   2015年01月01日 01時01分01秒
$ cancel MG6500lan-1  #ジョブID「MG6500LAN-1」を指定してキャンセルする

複数ジョブがある場合にジョブをキャンセルする

$ lp test1.txt  #印刷ジョブを投入
 request id is MG6500LAN-1 (1 file(s))
$ lp test2.txt  #印刷ジョブを投入
 request id is MG6500LAN-2 (1 file(s))
$ lp test3.txt  #印刷ジョブを投入
 request id is MG6500LAN-3 (1 file(s))
$ lpstat #ジョブを確認する
  MG6500LAN-1      rin 6615040   2015年01月01日 01時01分01秒
  MG6500LAN-2      rin 6615040   2015年01月01日 01時02分01秒
  MG6500LAN-3      rin 6615040   2015年01月01日 01時03分01秒
$ cancel #ジョブIDを指定しないと何もしない
$ lpstat #どれも削除されない
$ cancel MG6500lan-1  #ジョブID「MG6500LAN-1」を指定してキャンセルする
$ lpstat #ジョブを確認する #指定したジョブは削除される
  MG6500LAN-2      rin 6615040   2015年01月01日 01時02分01秒
  MG6500LAN-3      rin 6615040   2015年01月01日 01時03分01秒