Linuxコマンド辞典 teeコマンド(ユーティリティ管理)
標準入力を標準出力とファイルに書き出す「tee」コマンドの概要と使い方を記載しています。
RHEL Fedora CentOS Vine Deblan Ubuntu Plamo
参考サイト:Man page of INSTALL
概要・使用方法
書式
$ tee [オプション] [ファイル名・・・]
標準入力からの入力を、標準出力と指定したファイルに書き出します。入力と出力にもう1つ出力を作るところがアルファベットの「T」に似ているところからこの名前がついたと言われている。コマンドの実行結果を画面上に表示するのと同時にファイルに保存する場合に使用します。
書き込むファイルが存在する場合はそれを上書きしますが、-aオプションを指定すると出力ファイル末尾に追加していきます。ビルドログを残す場合や、コマンド実行時の出力を記録したい場合に有効です。
オプション
-a –append | 出力指定ファイルが存在した場合は、上書きせずに追記する |
-i –ignore-interrupts | 割込みシグナルを無視する |
標準入力を標準出力とファイルに書き出す
$ コマンド | tee 出力先
実行結果
[rin@localhost ~]$ ls -l |tee tee.log
合計 0
-rw-rw-r--. 1 rin rin 0 10月 31 09:22 tee.log
[rin@localhost ~]$ cat tee.log
合計 0
-rw-rw-r--. 1 rin rin 0 10月 31 09:22 tee.log
[rin@localhost ~]$
teeコマンドを使用しない方法もあります。
実行結果
[rin@localhost ~]$ ls -l > ls.log
[rin@localhost ~]$ cat ls.log
合計 4
-rw-rw-r--. 1 rin rin 0 10月 31 09:25 ls.log
-rw-rw-r--. 1 rin rin 56 10月 31 09:22 tee.log
[rin@localhost ~]$