Linuxコマンド辞典 atコマンド(システム管理)

指定した時刻にコマンドを実行する「at」コマンドの概要と使い方を記載しています。

RHEL Fedora CentOS Vine Deblan Ubuntu Plamo

参考サイト:Man page of INSTALL

概要・使用方法

指定した時間にコマンドを一度実行します。コマンドを指定する場合は標準入力か、-fオプションで指定されたファイルを読み込みます。時刻指定は「HH:MM」や「MMDDYY」などが使用できます。

書式

$ at [オプション] 時間

オプション

-f ファイル名コマンドを記述したファイルを読み込む
-mコマンド終了後にユーザーへメールを送る
-l待機しているジョブを表示する(atqと同じ)
-d指定したジョブを削除する(atrmと同じ)
-r指定したジョブを削除する(atrmと同じ)
-cコマンドラインで指定したジョブを標準出力に表示する

12時にshutdownの実行を設定する

$ at 時間

実行結果

[sunarin@localhost sunarin]$ echo "shutdown -h now" | at 12am

指定されているジョブを表示する

$ at atq

実行結果

[sunarin@localhost sunarin]$ atq
1       Sat Aug  6 00:00:00 2022 a sunarin

登録されているジョブを削除する

$ at -d ジョブ番号

実行結果

[sunarin@localhost sunarin]$ at -d 1

登録されているジョブを表示する

$ at -c ジョブ番号

実行結果

[sunarin@localhost sunarin]$ atq
2       Sat Aug  6 00:00:00 2022 a sunarin
[sunarin@localhost sunarin]$ at -c 2
#!/bin/sh
# atrun uid=1000 gid=1000
# mail sunarin 0
umask 2
・
・
・
${SHELL:-/bin/sh} << 'marcinDELIMITER6a3977ba'
shutdown -h now
marcinDELIMITER6a3977ba
[sunarin@localhost sunarin]$