Linuxコマンド辞典 suコマンド(プロセス管理)

別のユーザーになる「su」コマンドの概要と使い方を記載しています。

RHEL Fedora CentOS Vine Deblan Ubuntu Plamo

参考サイト:Man page of INSTALL

概要・使用方法

ログイン中に一時的に指定したユーザーになります。省略時はrootになります。元のユーザーに戻るときは、exitコマンド実行します。-cオプションと共にコマンドを記述することで、指定したユーザー権限でコマンドを実行します。このコマンドで別ユーザになる場合は、そのユーザーのパスワードを入力する必要があります。

引数に「-」をつけて加えると、変更する先のユーザの環境変数を利用するようになります。例えば、一般ユーザーの環境変数PATHに/sbin、/usr/sbinなどが入っていない場合、「-」なしでrootに代わってしまうと、/sbin/ifconfigコマンドはPATHが通っていないので絶対PATHで指定する必要があります。

書式

$ su [オプション] [ユーザ名[コマンド[引数]]]

オプション

-c
–command コマンド
実行するコマンドを指定する
-s シェル
–shell シェル
/etc/passwdに設定されたシェルではなく、指定するシェルを起動する
-l、-
–login
ログインシェルとして実行するので環境変数などがリセットされる
-m、-p
–preserve-environment
su実行ユーザの環境変数を引き継ぐ

ユーザーを指定する

実行結果

[sunarin@localhost ~]$ su - test

一般ユーザーからrootユーザーになる

実行結果

[sunarin@localhost ~]$ su -