Linuxコマンド辞典 chshコマンド(ユーザ/グループ管理)
ユーザがログインしたときに起動するログインシェルを変更する「chsh」コマンドの概要と使い方を記載しています。
RHEL Fedora CentOS Vine Deblan Ubuntu Plamo
参考サイト:Man page of INSTALL
概要・使用方法
ユーザがログインしたときに起動する「ログインシェル」を変更します。Linuxディストリビューションの多くは、、デフォルトのシェルが「/bin/bash」に設定されています。変更できるシェルは「/etc/shells」に記載されている項目がから選択できます。
管理者権限で実行する場合は、別のユーザのシェルを変更できたり、「/etc/shells」に記述されていないシェルを利用するように変更もできます。
シェル指定がない場合は、対話的にシェルを指定することになります。
書式
$chsh [オプション] ユーザ名
オプション
-s シェル | 利用するシェルを指定する |
-l | 選択可能シェルを一覧表示する |
対話的にシェルを変更する
管理者権限
$ chsh
実行結果
[testuser@i-host ~]$ chsh
Changing shell for testuser.
New shell [/bin/bash]: /bin/sh
Password:
Shell changed.
[testuser@i-host ~]$
利用するシェルを変更する
管理者権限
$ chsh -s シェルパス
実行結果
[testuser@i-host ~]$ chsh -s /bin/bash
Changing shell for testuser.
Password:
Shell changed.
[testuser@i-host ~]$
管理者権限で特定のユーザのログインシェルを変更
管理者権限
# chsh -s シェルパス ユーザ名
実行結果
[root@i-host ~]# chsh -s /bin/sh testuser
Changing shell for testuser.
Shell changed.
利用できるシェルの一覧表示
「/etc/shells」の情報を表示
管理者権限
# chsh -l
実行結果
[root@i-host ~]# chsh -l
/bin/sh
/bin/bash
/usr/bin/sh
/usr/bin/bash