Linuxコマンド辞典 groupaddコマンド(ユーザ/グループ管理)

新規グループを作成する「groupadd」コマンドの概要と使い方を記載しています。

RHEL Fedora CentOS Vine Deblan Ubuntu Plamo

参考サイト:Man page of INSTALL

概要・使用方法

新規グループを作成するコマンドになります。-gオプションをつけることにより、グループID(GID)を明示的に決めることができます。

すでに使用されているGIDは使用できません。また、システム利用する範囲も使用することはできません。

「/etc/login.defs」のGID_MINに設定される値より大きい値であること。

オプションを指定しない場合は、使用されていないIDが昇順で付与されます。

使用例:プロジェクトチームの参加メンバ用にグループを作成してメンバを所属させることにより、アクセス権限が容易に付与することができます。

書式

$groupadd [オプション] グループ名

オプション

-g グループID
–gid グループID
作成するグループのグループIDを指定する
-f
–force
指定したグループが既に存在してもコマンドの終了をエラーにしない
-K キー=値
–key キー=値
/etc/login.defsの設定値を上書きして実行する
-r
–system
システムグループを作成する

グループを追加

管理者権限

# groupadd グループ名

実行結果

[root@i-host ~]# groupadd projectA
[root@i-host ~]# cat /etc/group|grep projectA
projectA:x:1013:
[root@i-host ~]# 

グループIDを指定して追加

グループIDにルールを設けて運用する場合は、GIDを指定する必要があります。その場合は-gオプションを使用します。

管理者権限

# groupadd -g 777 projectB

実行結果

[root@i-host ~]# groupadd -g 777 projectB
[root@i-host ~]# cat /etc/group|grep projectB
projectB:x:777:
[root@i-host ~]#