Cnetos7へのPHP7.4をインストール手順
CentOS7は標準で用意されているリポジトリからはインストールできません。まずは、remi repositoryをインストールします。
CentOSバージョン確認
[centos@i-vhost ~]$ cat /etc/redhat-release
CentOS Linux release 7.9.2009 (Core)
インストール手順
Remi repositoryをインストール
remiリポジトリとは
remiリポジトリは、サードパーティリポジトリと呼ばれる。CentOSが標準で用意しているサードパーティが提供しているリポジトリの一種。PHPスタックの最新バージョン、フル機能やその他のソフトウェアを、Fedora及びEnterprise Linux(RHEL、CentOS等)に提供しています。
remiが提供しているパッケージには、php以外にもApacheやMySQLもはいっているので、LAMP環境を構築しやすいメリットがあります。
remiの留意事項
最新パッケージは入手できますが、未知のセキュリティホールが残っていたりするので信頼性の面でデメリットがあります。
$ sudo yum -y install http://rpms.remirepo.net/enterprise/remi-release-7.rpm
PHP 7.4をインストール
セットアップしたRemiレポジトリより、PHP 7.4をインストールします。
$ sudo yum -y install --enablerepo=remi,remi-php74 php php-mbstring php-xml php-xmlrpc php-gd php-pdo php-pecl-mcrypt php-mysqlnd php-pecl-mysql
PHPのバージョン確認
PHP 7.4.28がインストールされたことを確認します。
# php -v
PHP 7.4.28 (cli) (built: Feb 15 2022 13:23:10) ( NTS )
Copyright (c) The PHP Group
Zend Engine v3.4.0, Copyright (c) Zend Technologies
php.iniのバックアップ
オリジナルのphp.iniのバックアップをしておきます。これは不具合があった場合戻せるようにする必要があるためです。
php.iniを変更した場合は、Webサーバー(apache、nginx)再起動を行う必要があります。
php.iniとは
PHPプログラムの全体的な動作や環境を設定するファイルのことです。主に文字コード設定、マルチバイト文字処理に関する設定、タイムゾーン設定、メモリ管理、セキュリティなどがあります。
# cp /etc/php.ini /etc/php.ini.bk