Linuxコマンド辞典 tracepath/tracepath6コマンド(ネットワーク)

ネットワーク経路を表示する「tracepath/tracepath6」コマンドの概要と使い方を記載しています。

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概要・使用方法

書式

$ tracepath [オプション] リモートホスト名[UDPポート]
$ tracepath6 [オプション] リモートホスト名[UDPポート]

目的のホストの経路をMTUを見つけながら表示します。MTU(Maximum Transfer Unit)は、Ethernetフレームの最大転送サイズを表します。tracepath6は、IPv6で目的ホストまでの経路を表示します。tracepathはtracerouteの置き換えコマンドです。tracerouteと異なる点は、root権限でなくても実行できる、煩雑なオプションが存在しない点です。

オプション

-n経路ホストの名前解決を行わない
-bホスト名とIPアドレス両方を表示する
-l サイズ送信パケットサイズを指定する(デフォルトはtracepathで65536、tracepath6で128000)
-p ポートUDPポートを指定する

サーバーまでの経路をMTUを探しながら表示する

$ tracepath -b ホスト名

実行結果

[root@centos ~]# tracepath -b www.yahoo.co.jp
 1?: [LOCALHOST]                      pmtu 1500
 1:  web.setup (192.168.0.1)                               0.513ms 
 1:  web.setup (192.168.0.1)                               0.397ms 
 2:  web.setup (192.168.0.1)                               0.426ms pmtu 1454

IPv6の経路を表示

$ tracepath6 ホスト名