Linuxコマンド辞典 ldconfigコマンド(システム管理)
共有ライブラリへのリンクやキャッシュを作成する「ldconfig」コマンドの概要と使い方を記載しています。
RHEL Fedora CentOS Vine Deblan Ubuntu Plamo
参考サイト:Man page of INSTALL
概要・使用方法
書式
$ ldconfig [オプション1] ディレクトリ名/ライブラリ
$ ldconfig [オプション2]
プログラムを動かすために必要な共有ライブラリを探索するPATHを設定してキャッシュします。ライブラリパスは「/etc/ld.so.conf」、「/etc/ld.so.conf.d/*.conf」のファイルに記述します。パスにあるライブラリをコマンド実行時のリンクを作成、キャッシュします。
共有ライブラリを更新した場合は、「ldconfig」コマンドを実行してキャッシュを更新する必要があります。
管理者権限で実行する必要があります。
オプション1
-v | ライブラリのバージョンやリンクメッセージなどを詳細を表示する |
-n ディレクトリ名 | 指定したディレクトリを追加で処理する |
-f ファイル名 | ライブラリパスファイルを指定する(デフォルトは/etc/id.so.conf) |
-C ファイル名 | キャッシュファイルを指定する(デフォルトは/etc/ld) |
-r ディレクトリ名 | ルートディレクトリ(/)とするディレクトリを指定する |
-l ライブラリ | 指定したライブラリファイルを手動でリンクする |
オプション2
-p | キャッシュされているディレクトリリストとライブラリを表示する |
共有ライブラリの依存関係を更新する
$ sudo ldconfig
実行結果
[sunarin@localhost ~]$ sudo ldconfig
キャッシュされているライブラリを表示する
$ sudo ldconfig -p
実行結果
[sunarin@localhost ~]$ sudo ldconfig -p
957 個のライブラリがキャッシュ `/etc/ld.so.cache' 内で見つかりました
p11-kit-trust.so (libc6,x86-64) => /lib64/p11-kit-trust.so
libzstd.so.1 (libc6,x86-64) => /lib64/libzstd.so.1
libzstd.so (libc6,x86-64) => /lib64/libzstd.so
libzhuyin.so.13 (libc6,x86-64) => /lib64/libzhuyin.so.13
libz.so.1 (libc6,x86-64) => /lib64/libz.so.1
libz.so (libc6,x86-64) => /lib64/libz.so
libyelp.so.0 (libc6,x86-64) => /lib64/libyelp.so.0
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