Linuxコマンド辞典 chpasswdコマンド(ユーザ/グループ管理)

パスワードを一括で変更するchpasswdコマンドの概要と使い方を記載しています。

RHEL Fedora CentOS Vine Deblan Ubuntu Plamo

参考サイト:Man page of INSTALL

概要・使用方法

標準入力から「ユーザ名:パスワード」というフォーマットで記述されたテキストを読み込み、標準入力から入力されるパスワード部は暗号化されていないテキスト(平文)でも変更できます。

注意点として、入力するファイルを他のユーザが読める場合があることです。存在しないユーザのパスワード変更の場合はエラーが出力されます。

書式

$chpasswd [オプション]

オプション

-c 暗号方式
–crypt-method 暗号方式
パスワードの暗号方式を指定する
-e
–encrypted
入力ファイルのパスワード部分を暗号化されているものと判断する
-m
–md5
DESの代わりにMD5をパスワード暗号化アルゴリズムに利用する

パスワードを一括で変更

パスワードが記録されたファイルの最後尾に空行が含まれている場合は、エラーが発生します。

管理者権限

# cat /tmp/users.txt chpasswd

実行結果

[root@i-host tmp]# cat users.txt 
taro:1111
hanako:2222
[root@i-host tmp]# cat users.txt |chpasswd
[root@i-host tmp]#