Linuxコマンド unzip（unzip形式アーカイブを展開する）
指定したファイル・ディレクトリをUnixやWindows、Mac OS Xなど複数プラットフォームで利用できるPKZIP互換圧縮アーカイブを展開するunzipコマンドの概要と使い方を記載しています。
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概要・使用方法
ZIP形式に圧縮されたファイルの展開、ファイルの抽出、圧縮ファイル内のファイルを一覧表示することができます。オプションを指定せず、ZIPファイルだけをコマンドに渡した場合は、指定したZIPファイルを展開します。デフォルトでは、ZIPファイルの展開は作業ディレクトリで実行されます。Windowsで利用されるPKZIPと互換性があるため、Windowsで作成された圧縮ファイルも展開できます。ただし、ファイル名が日本語であることがあるため展開できないこともあります。
書式
$unzip [オプション] [ファイル名・・・]unzipは標準でインストールされていないことがあるので、その場合は「yum install unzip」でインストールする必要がある。
オプション
| -d ディレクトリ名 | 指定したディレクトリにZIPファイルを展開する |
| -Z | ZIPファイルに格納されているファイル情報を表示する |
| -c | 標準出力にZIPファイルの内容を表示する |
| -p | パイプを利用して標準出力にZIPファイルの内容を書き出す |
| -f | アーカイブに含まれているファイルが既に展開先にある場合に更新する |
| -l | 指定したZIPファイルの中身を表示する |
| -t | 指定したZIPファイルのコメントを表示する |
| -z | 指定したZIPファイルのコメントを表示する |
| -x ファイル名・・・ | 展開しないファイルを指定する |
【基本使用例】
ファイルを展開する
$unzip [アーカイブ名] [展開対象のファイル名]実行結果
[centos@work sample]$unzip log.zip
Archive: log.zip
extracting: http1.log
extracting: http2.log
[centos@work sample]$ ls
http1.log http2.log log.zip
[centos@work sample]$ ZIPファイルの情報を表示する
サンプル
$unzip -l log.zip 実行結果
[centos@work sample]$unzip -l log.zip
Archive: log.zip
Length Date Time Name
--------- ---------- ----- ----
4 02-20-2022 07:41 http1.log
6 02-20-2022 07:41 http2.log
--------- -------
10 2 files
[centos@work sample]$