PHP入門 DateTimeクラス 日付/時刻値のフォーマットで整形する（formatメソッド）

日付/時刻値を整形するには、formatメソッドを使います。

構文：formatメソッド

DateTime::format(string $format): string

書式文字列には、記述子を含めることができます。記述子とは、書式文字列の中で意味を持った文字列のことで、たとえば「Y」は実行時に4桁の年で置き換えれます。

書式文字列で利用可能な記述子

主な書式文字列（DateTimeクラスの定数）

例

<?php
$now = new DateTime();
$now->setTimestamp(time());
print $now->format('Y年m月d日 (D) g:i:s a').'<br>';  //➊
print $now->format('当月の日数：t日').'<br>';         //➋
print $now->format('L').'<br>';                      //➌
print $now->format(DateTime::RSS);                  //➍

➊は、文字列リテラルと複数の記述しを組み合わせた例。DateTimeオブジェクトは、そのままでは出力できないので、printなどの命令に渡す前にformatメソッドで文字列形式に変換する必要があります。➋➌のように記述子単体で指定してもかまいません。日付/数値値から特定の要素だけを取り出したい場合に利用できます。特殊な記述子として、当月の日数を求める「t」や閏年であるか判定する「L」などもあります。DateTimeクラスでは特定の書式文字列を定数としてあらかじめ公開しています。（❹）これらの定数をformatメソッドの引数として直接指定することもできます。