Linuxコマンド辞典 lprコマンド(印刷)

印刷ジョブの作成/キューを登録する(スプールデーモン)「lpr」コマンドの概要と使い方を記載しています。

RHEL Fedora CentOS Vine Deblan Ubuntu Plamo

参考サイト:Man page of INSTALL

概要・使用方法

書式

$ lpr [オプション] [ファイル名・・・]

プリンタデーモンのプリンタスプールに印刷するキューとして登録します。印刷するファイル名を指定しない場合は、標準入力からの入力をスプールデーモンのキューに登録します。プリンタを指定しない場合は、設定されているデフォルトプリンタが利用されます。デフォルトプリンタはlpstatで確認できます。間違えてスプールデーモンに送った印刷キューは、lpqでキューの確認、lprmやcancelキューの削除などを行います。

オプション

-l「^L」で改ページなど、制御文字を有効にする
-P プリンタキューを出すプリンタのスプールを指定する(デフォルトは環境変数PRINTER)
-rスプールにキューを登録した後に入力ファイルを削除する
-sスプールへ入れる際に、ファイル作成ではなくシンボリックリンクを作成する。大きなファイルを印刷する際にスプールへのコピーに時間がかかったり、容量の制限がある場合に有効
-#枚数印刷する枚数を指定する

印刷キューを登録する

$ lpr test.txt                  #test.txtを印刷キューに送る
$ lpr -#2 test.txt              #test.txtを2枚印刷するようにキューへ送る
$ lpr -PBrother_HL_1440 test.txt #プリンタ「Brother_HL_1440」を指定する