Linuxコマンド辞典 partxコマンド(デバイス)

パーティション情報の表示/パーティションの認識を行う「partx」コマンドの概要と使い方を記載しています。

RHEL Fedora CentOS Vine Deblan Ubuntu Plamo

参考サイト:Man page of INSTALL

概要・使用方法

書式

$ partx [オプション] ディスク

ディスクからパーティション情報の読み込み、一覧表示、カーネルにパーティションの存在を知らせます。このコマンドでパーティションの作成/削除はできません。fdiskやpartedでディスクをパーティション分割すると、最近のLinuxはそれを認識してくれますが、もし認識できていなかった場合や、あえてカーネルに見えてないようにする際に利用します。

オプション

-a
-add
カーネルにパーティションを認識させる
-d
–delete
カーネルのパーティション認識から外す
-s
–show
パーティション情報を表示する
-g
–noheadings
ヘッダを表示しない
-o リスト
–output リスト
表示する項目を指定する。複数ある場合は「,」で区切る
-t タイプ
–type タイプ
指定したタイプにマッチするパーティションのみ表示する
-n [N:M]
–nr [N:M]
表示するパーティション番号を指定する。Nは最小値、Mは最大値

パーティション構成を表示する

$ partx デバイスファイル名(/dev/sdb1)

パーティション削除をカーネルに通知

$ partx -d デバイスファイル名(/dev/sdb1)

パーティションをカーネルに登録

$ partx -a デバイスファイル名(/dev/sdb1)

出力構成を変更する

$ partx -o TYPE,NR,SIZE,START,END,SCHEME デバイスファイル名