Linuxコマンド辞典 exportコマンド(プロセス管理)
環境変数と定義を有効にする「export」コマンドの概要と使い方を記載しています。
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概要・使用方法
環境変数を表示、設定します。環境変数とはプロセスに設定されている変数です。コマンドを実行する際に同時に環境変数を指定した場合、その環境辺巣は実行したコマンドのみに適用されます。exportで現在使用しているシェル自身に対して環境変数を設定すると、シェルはコマンドを子プロセスとして実行するので、環境変数が引き継がれた状態で子プロセスが起動します。
書式
$ export [オプション] [変数名[=パラメータ]]
オプション
-f | 関数をエクスポートする |
-n | 変数のエクスポート属性を削除する |
-p | 既にエクスポートされている変数を一覧表示する |
設定されている環境変数一覧を表示する
ここで表示される「declare」は変数を宣言するシェル組込みコマンド
実行結果
[sunarin@localhost tmp]$ export -p
declare -x DBUS_SESSION_BUS_ADDRESS="unix:path=/run/user/1000/bus"
declare -x HISTCONTROL="ignoredups"
declare -x HISTSIZE="1000"
declare -x HOGE="hoge"
declare -x HOME="hoge"
declare -x HOSTNAME="localhost.localdomain"
declare -x LANG="ja_JP.UTF-8"
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環境変数の変数定義
export 環境変数名
実行結果
[sunarin@localhost tmp]$ export WWW_HOME="https://www.google.com"
変数からエクスポート属性を削減する
export -n 環境変数名
実行結果
[sunarin@localhost tmp]$ export -p | grep WWW_HOME
declare -x WWW_HOME="https://www.google.com"
[sunarin@localhost tmp]$ export -n WWW_HOME
[sunarin@localhost tmp]$ export -p | grep WWW_HOME