Linuxコマンド辞典 lastlogコマンド(プロセス管理)

ユーザーごとの最終ログイン日時を表示する「lastlog」コマンドの概要と使い方を記載しています。

RHEL Fedora CentOS Vine Deblan Ubuntu Plamo

参考サイト:Man page of INSTALL

概要・使用方法

/var/log/lastlogに記録されたユーザーの最終ログイン情報を整形して表示します。表示される内容はユーザー名/ポート/場所/最終ログイン時間です。

最後にログインした情報を最後の行に表示するのではなく、ユーザーIDの数値で並び替えています。一度もログインしたことが無いユーザーには「**Never logged in**」が表示されます。-uオプションで指定すると「5-10」でユーザIDが5~10、「-10」ならユーザIDが0~10のようにユーザIDで表示する幅を指定できます。

書式

$ lastlog [オプション] 

オプション

-b 日数
–before 日数
指定した日数より前のlastlogを表示する
-R ディレクトリ名
–root ディレクトリ名
指定したディレクトリにchrootを実行してから処理する
-u ユーザー名|範囲
–user ユーザー名|範囲
指定したユーザー名、幅に指定したユーザーIDだけ表示する
-t 日数
–time 日数
指定した最近数日間の最終ログインを表示する

一般ユーザーの最終ログインを表示する

$ lastlog -u 範囲

実行結果

[sunarin@localhost ~]$ lastlog -u 1000-
ユーザ名         ポート   場所             最近のログイン
nobody                                     **一度もログインしていません**
sunarin          pts/1    192.168.0.26     金  8月  5 13:37:43 +0900 2022
test             pts/2    ::1              金  8月  5 13:38:30 +0900 2022
[sunarin@localhost ~]$ 

5日以内の最終ログインを表示する

$ lastlog -t 日数

実行結果

[sunarin@localhost ~]$ lastlog -t 5
ユーザ名         ポート   場所             最近のログイン
root             pts/0                     金  8月  5 13:22:15 +0900 2022
gdm              tty1                      金  8月  5 11:13:17 +0900 2022
sunarin          pts/1    192.168.0.26     金  8月  5 13:37:43 +0900 2022
test             pts/2    ::1              金  8月  5 13:38:30 +0900 2022
[sunarin@localhost ~]$