Linuxコマンド辞典 exit/logoutコマンド(システム管理)

シェルを終了する「exit/logout」コマンドの概要と使い方を記載しています。

RHEL Fedora CentOS Vine Deblan Ubuntu Plamo

参考サイト:Man page of INSTALL(exit)

参考サイト:Man page of INSTALL(logout)

概要・使用方法

書式

$ exit [終了ステータス数値] 
$ logout

exitは現在利用しているシェルを終了します。ログインシェルの場合はログアウトします。exitとlogoutはシェルを終了する機能は同じです。exitはそのシェルがログインシェルかどうかは区別しません。バックグラウンドで動作しているプロセスがあればそれを警告して終了処理を中止します。

通常、プログラムが正常終了した場合、プログラムは正常終了を表す終了ステータス「0」を親プロセスに返して実行を終了します。exitの引数にこの終了ステータスを指定することができます。引数を指定しない場合は、最後に実行したコマンドの終了ステータスを使用してシェルを終了します。

自作のシェルスクリプトなどで、実行している最中にエラーが発生し、親プロセスにエラーを通知したい場合は、exitを使うことで終了ステータスを0以外を返すことができます。

logoutは、実行すると現在使用中のシェルがログインシェルである場合にのみシェルを終了します。logoutはシェルの終了時に「~/.bash_logout」を実行します。

シェルを終了させる

[suna@localhost ~]$ exit

ログアウトする

[suna@localhost ~]$ logout