Linuxコマンド辞典 seqコマンド(テキスト処理)
連続した数値を生成する「seq」コマンドの概要と使い方を記載しています。
RHEL Fedora CentOS Vine Deblan Ubuntu Plamo
参考サイト:Man page of INSTALL
概要・使用方法
連続した数値を生成することができます。引数に数字を指定すると、1からその数までを生成し標準出力に出力します。
初期値を指定すればそこから最終値まで、初期値を指定しない場合は1から順に表示します。間隔値で増加数を指定することもできますが、デフォルトは1です。初期値より最終値が小さい場合は降順にはならず、何の出力しません。
書式
$ seq [オプション] [開始値[増分]] 終了値
オプション
-f フォーマット –format=フォーマット | C言語のprintf形式の書式で浮動小数点を表示する |
-s 文字列 –separator=文字列 | 数字の区切りに指定した文字列を使う(デフォルトは改行) |
-w –equal-width | 先頭を0で埋めて幅を均等にする |
1~10を間隔2の等間隔で表示する
$ seq 開始値 増分 最終値
実行結果
[sunarin@localhost ~]$ seq 1 2 10
1
3
5
7
9
数字の間に「,(カンマ)」を挿入して間隔1の等間隔で表示する
-sオプションを使用して、数字と数字の間に置く文字を指定します。
$ seq -s 開始値 増分 最終値
実行結果
[sunarin@localhost ~]$ seq -s , 1 2 10
1,3,5,7,9
[sunarin@localhost ~]$
小数点のある数値を間隔0.2の等間隔で表示する
0.2刻みで表示する。
$ seq 開始値 増分 最終値
実行結果
[sunarin@localhost ~]$ seq 0.1 0.2 1
0.1
0.3
0.5
0.7
0.9
[sunarin@localhost ~]$
表示文字の幅を統一して表示する
$ seq -w 1 10
実行結果
[sunarin@localhost ~]$ seq -w 5 15
05
06
07
08
09
10
11
12
13
14
15
[sunarin@localhost ~]$