Linuxコマンド辞典 wコマンド(ユーザ/グループ管理)
ログイン中のユーザ状況を詳細に表示するwコマンドの概要と使い方を記載しています。
RHEL Fedora CentOS Vine Deblan Ubuntu Plamo
参考サイト:Man page of INSTALL
概要・使用方法
whoコマンドでは、ログイン中のユーザを知ることができますが、どのような処理を実行しているかわからないので、wコマンドを使用することで詳細を表示することができます。
書式
$w [オプション] ユーザ名オプション
| -h | ヘッダを表示しない |
| -u | 現在のプロセス時間と CPU 時間を計算するときに、(ログイン名と現在の) ユーザー名(の違い)を無視する |
| -s | 短く表示する。 ログイン時刻、JCPU, PCPU を表示しない。 |
| -f | from (リモートホスト名) 項目を表示するかしないかのトグル。デフォルトでは無 効、つまり from 項目は表示されない。しかし、システム管理者や ディストリビューションの管理者はデフォルトで from フィールドを表示するようにコンパイルすることもできる。 |
| -i, –ip-addr | 接続元ホスト名の代わりにIPアドレスを表示する |
ログインユーザの状況を詳細に表示
# w実行結果
[centos@i-host ~]$ w
02:08:52 up 351 days, 4:14, 2 users, load average: 1.08, 1.01, 0.97
USER TTY FROM LOGIN@ IDLE JCPU PCPU WHAT
centos pts/0 00-111-99-999.ar Wed22 5:32 0.25s 0.06s sshd: centos [priv]
centos pts/1 00-111-99-999.ar Fri13 4.00s 0.05s 0.00s w
1 2 3 4 5 6 7
[centos@i-host ~]$ wコマンドにより表示される情報
| 1 | ユーザ名 |
| 2 | ログイン端末名 |
| 3 | ログインホストのホスト名、またはIPアドレス |
| 4 | ログイン時刻 |
| 5 | アイドル(未使用)時間(単位:秒) |
| 6 | wコマンド実効までにCPUを使用した時間 |
| 7 | カレントプロセスがwコマンド実行までにCPUを使用した時間 |
| 8 | 実効プロセス |
特定のユーザのみ表示
# w ユーザ名実行結果
[centos@i-host ~]$ w centos
02:08:52 up 351 days, 4:14, 2 users, load average: 1.08, 1.01, 0.97
USER TTY FROM LOGIN@ IDLE JCPU PCPU WHAT
centos pts/0 00-111-99-999.ar Wed22 5:32 0.25s 0.06s sshd: centos [priv]
centos pts/1 00-111-99-999.ar Fri13 4.00s 0.05s 0.00s w
1 2 3 4 5 6 7
[centos@i-host ~]$