Linuxコマンド lsattr(ext2/ext3/ext4ファイルシステム上のファイル属性を表示)

ext2/ext3/ext4ファイルシステム(ext2fs)上のファイル属性(attribute) をリストで表示するコマンドについて解説。

RHEL Fedora CentOS Vine Deblan Ubuntu Plamo

参考サイト:Man page of INSTALL

使用方法

lsattrコマンドを使用して、ファイル属性を表示する。

書式

$ lsattr [オプション] ファイル名・・・

オプション

-Rディレクトリ以下のファイルやディレクトリの属性を再帰的に表示する
-a「.」で始まるファイルを含め、すべてのファイルやディレクトリの属性を表示する
-dディレクトリの中ではなくディレクトリ自体の属性を表示する
-vファイルのバージョンや世代を表示する
オプション一覧表

ファイル属性についてはこちらを参照

サンプル

$  lsattr sample1.txt

実行結果

[centos@xxx ~]$ lsattr sample1.txt
---------------- sample1.txt
[centos@xxx ~]$ 

ファイルのバージョン(世代)を含めて表示する

-vオプションを指定することにより、バージョン(世代)を含めて表示します。NFSなどの複数ユーザがファイルを更新できる環境で、別のユーザが更新していないかチェックするのに役立ちます。

サンプル

$  lsattr -v sample1.txt

実行結果

[centos@xxx ~]$ lsattr -v sample1.txt
1010789423 ---------------- sample1.txt  #バージョン情報が表示される
[centos@xxx ~]$