SEO対策のまとめ
SEOについて、調べる機会があったのでここに記録しておこうと思う。
1.SEOとは
まず、SEO(エスイーオー)とは、Search Engine Optimization(サーチエンジンオプティマイゼーション)を略したもので、日本語に訳すと「検索エンジン最適化」という意味である。
一般的には、Google、YhaooやBingなどの検索エンジンでキーワードを検索した場合に、上位に表示されるようにサイトを最適化すること。
現在、YahooはGoogle検索エンジンを使用しており、Bingはシェアとしては、3%や10%などと言われているので、大部分がGoogleの検索エンジンへの対策となる。
Googleの公式では以下方針を表明している。(2021.02.25時点)
世界中の人々が Google 検索で情報を見つけ、興味のあることについて学び、重要な意思決定を行っています。Google のサービスは人々の生活を支えるものであり、私たちのコミットメントが揺らいでしまうようなことがあってはなりません。テクノロジーは進化し続けますが、Google は、情報を検索するユーザーの皆様を将来にわたって支援し続けます。Google は、以下の方針に基づいて検索サービスを提供します。(公式からの引用)
SEO対策を行うということは、ユーザーにとってのユーザービリティ(操作性)を損なうコンテンツになる可能性が秘めているので、操作性やわかりやすく自分なりのサイト作りが大事であろう。
とは、言えども何の基準もないのも、サイト作りが難しくなるため、以下の点に注意して作成していこうと思う。
SEO対策ポイント
SEO対策の基本的なやり方は、「内部対策」「外部対策」「コンテンツ対策」の3つに分けられる。内部対策は、htmlやCSSなどのソースを検索エンジンに認識やれやすい構造や記述すること。
外部対策とは、被リンク(外部サイトからのリンク)を調査すること。Googleや関連性が高いサイト、高品質ドメインからのリンクは高く評価されると言われています。低品質サイトからの大量リンクは、ペナルティを受ける可能性があるので、リンクをむやみにばら撒くのはNGである。
コンテンツ対策は、品質が高くユーザービリティに優れているコンテンツにすることである。
ページ内のテキストについて
- 1ページあたりの文字数は300文字以上としページ固有のテキストにする。
- 1ページたあたり少なくとも300文字のユニークテキストにする。
- クライアントサイドのリダイレクトとは非推奨のため、サーバーサイドでリダイレクトを設定する。
- タイトルは10文字以上30文字以内に納めると良い。
- PC/iPad向けのdescriptionは、50文字~130文字以内が理想。
- Android/iPhone向けのdescriptionは、50文字~130文字以内が理想。
- 検索結果に表示される際に不自然な場所で切れないようにする。
- スマートフォンは、PCよりも表示領域が狭いため、先頭から30文字~50文字程度に重要なテキストをまとめおくと良い。
- 適切なHTMLタグでマークアップする。見出しであればhタグ、段落であればPタグなどあらかじめ決められた使い方を意識する。
- ある程度テキスト中心のコンテンツを作成する。キーワードなどは、画像に含めないもしくは、画像、テキスト両方で対応する。画像もコンテンツであるため、すべてテキストで構成するのも問題である。
- 内部リンクはクローラービリティに繋がる要素である。
- ページ送りやソート順、表示数、商品コード等パラメータを使用している場合は、パラメータのデフォルトを決めておき、canonical(カノニカル)属性で対応する。
※1ネットショップなどで色違いやサイズ違い等の商品が存在するケースがあり、それぞれページ URLを持たせている場合は、重複ページとして認識される可能性がある。
※スマホサイトとPCサイトで内容が同一だがURLを分けているパターン
ページ内のキーワードについて
- ページ内に重要なキーワードを必ず含むようにする。
- 過剰な宣伝文句やキーワードの乱発は避ける。
- 同一キーワードを複数記述するのは避ける。
- 検索エンジンのサイトマップに登録することで、クローラー制御やエラーを確認することができるため、SEO対策する上で大事である。
- URLのディレクトリ階層を分ける場合、意味のある文字列が好ましい。
- 海外向けコンテンツの場合は、ターゲットとしているトップドメインとしたほうが好ましい。
- keywordsタグは、Googleは評価していないため削除しても問題ない。
- titleタグ、meta descriptionは、なるべく変更しないほうがよい。
URLの正規化
URLには複数の表記方法があり、正規化することでSEO評価分散を避ける。
パターン1:www.kcfran.com パターン2:kcfran.com パターン3:www.kcfran.com/ パターン4:kcfran.com/ パターン5:kcfran.com/index.htm パターン6:kcfran.com/index.html パターン7:kcfran.com/index.php
トップディレクトリの正規化
kcfran.com www.kcfran.com ※サブドメインがある場合
下層ページのトップディレクトリの正規化
kcfran.com/policy/ kcfran.com/goods?id=100 ※クエリパラメータがある場合は、末尾の/は不要
URLのディレクトリ階層を分ける場合は、意味のある単語を使用する。これは、SEO的にも必要であるが、URLに意味不明な単語・数字・コードを使用した場合、どのような内容や情報を発信しているのか、URLを見ただけで判断ができなくなる。保守性も悪く当初の目的を失いやすいため可能な限り意味のある単語を使用したほうがよい。
Bad→ kcfran.com/aaa/ Good→kcfran.com/policy/
URL(URLスラッグ)について
URLの区切りに使用するのは、ハイフン(-)がよいのか、アンダーバー(_)がよいのか?
Googleは、ハイフンを使用したガイドラインを公開しているので、アンダーバーよりは、ハイフンの方が親和性が高いと考えている。
禁止事項
リンク購入及び販売は厳金
これは過去のSEOで流行した手法であり、現在では検索エンジンによるペナルティ事項となっている。また、このペナルティを受けると検索結果に表示順位に影響し回復が非常に難しくなる。
その他
ソフト404の禁止、無駄なリダイレクトチェーン、リダイレクトループ、meta refreshタグによるリダイレクトの禁止。
注意点
Googleクローラーは、米国のIPアドレスであるため間違ってIPアドレスをブロッキングしないこと。また、クローラーの挙動を制御する際に、Googlebotのユーザーエージェント(UA)を判定して制御するのは、クローキングスパムに抵触するため行わないこと。
Ajax非同期コンテンツ等のコンポーネントはパーツは、meta robotsかx-robots-tag、robots.txtによりインデックスをブロックする。コンポーネント単体で見たとき、低品質コンテンツと評価される可能性がある。
価値のないページは、noindexによりクローリングされないようにする。ここでいう価値がないとは、記事の目次だけのページやURLを羅列しただけのもの等、検索に大事なのはコンテンツの中身なので関係のないものはリソースの無駄になるため、noindexでブロックしておこう。
立ち上げ時や公開時期まで非公開にしたい場合は、robots.txtを設置しクローリングされないようにすると良い。ドメイン直下にファイルを設置することでブロックすることができる。
重複ページがある場合、何もしていないと検索エンジンはそれらをすべてクローリングしてインデックスしようとする。重複ページは別ページと認識され、独自性の無い質の低いコンテンツと判断されてしまう。
検索エンジンへ登録
検索エンジンにサイトマップを登録することにより、自分のサイトのコンテンツをインデックス登録することができる。
Google検索エンジン登録
世界NO.1のシェアを得ている検索エンジン Google。「Google先生」、「ぐぐれ」等と言った場合、Google検索エンジンのことを指す。
Bing検索エンジン登録
マイクロソフトの検索エンジン、現在は1%程度のシェアだがMSN記事やInternetExplorer、Edgeには搭載されているため、Microsoft製品の利用ユーザーから閲覧される可能性があるため登録しておくとよいだろう。