Adobe Illustrator オブジェクトの編集解説
描画ツールで描いた線や図形を修正します。ここでは、Illustratorの基本的なオブジェクト編集方法を解説します。
- 選択・編集・移動
- 選択ツールで選択する
- グループ選択ツールで選択する
- ダイレクト選択ツールで選択する
- グループ編集モード
- 複数を選択する
- 自動選択ツールで選択する
- 共通選択で選択する
- なげなわツールで選択する
- 背面のオブジェクトを選択する
- 選択反転する
- 前面・背面のオブジェクトを選択する
- 選択範囲の保存
- オブジェクトのロック・ロック解除
- オブジェクトの表示・非表示(隠す)
- オブジェクトのグループ化・グループ解除
- アンカーポイントを移動する
- セグメントを調整する
- アンカーポイントの整列・分布
- ペンツールでアンカーポイントの追加・削除する
- 自動でアンカーポイントを追加する
- 自動でアンカーポイントを削除する
- 曲線ツールで曲線に変更する
- アンカーポイントの切り替え
- スムーズツールでパスを滑らかにする
- パスを単純化する
- パス消しゴムツールでパスを消す
- 消しゴムツールでオブジェクトを消す
- はさみツールでパスを切断する
- ナイフツールで分割する
- 離れたアンカーポイントを連結する
- 連結ツールでアンカーポイントを連結する
- 同じ位置にあるアンカーポイントを連結する
- アンカーポイントの平均化
- パスのアウトライン
- パスのオフセット
- 効果メニューの「パスのアウトライン」と「パスのオフセット」
- 線幅を設定する
- 線幅を数値で指定する
- 線幅ポイントをコピーする
- 線幅を一度に操作する
- 線幅ポイントを削除する
- 線幅プロファイルの登録・適用
- 線幅のパスをアウトライン化する
- オブジェクトの自由な移動
- 移動時にアンカーポイントにスナップさせる
- スマートガイドを活用する
- オブジェクトをコピー移動する
- オブジェクトを数値で移動する
- オブジェクトを変形パネルで移動する
- 定規の表示とガイドの作成
- オブジェクトの整列・分布
- オブジェクトの前後移動
選択・編集・移動
Illustratorで必ず行う操作は、パスやアンカーポイントの選択です。イラストが複雑になればなるほど、選択の難易度を増しますので、オブジェクトの状態に応じた適切な選択方法が必要になります。選択操作は大きく分けると、「ひとつのまとまりを選択」、「グループ内の一部のパスを選択」、「パスを構成する最小の単位を選択」の3つで、それぞれ選択したい単位ごとに使い分けます。選択操作を正確に行うことで、はじめて編集や移動が行えます。
選択ツールで選択する
「選択ツール」で顔の輪郭をクリックすると選択状態となり、バウンディングボックスが表示されます。顔の左横でマウスボタンをプレスし、顔の右下までドラッグします。マウスボタンをはなすと、顔から下半分のオブジェクトが選択されます。
グループ選択ツールで選択する
「選択ツール」で葉の部分をクリックすると、グループ化している花全体が選択されます。Ctrl+shift+Aキーを押して選択を解除します。「グループ選択ツール」でクリックすると、一部のパスだけ選択することができます。続けてクリックすると、グループ化されている残りのオブジェクトが選択されます。
ダイレクト選択ツールで選択する
「ダイレクト選択ツール」で顔の輪郭をクリックすると、アンカーポイント間にあるセグメントが選択されます。また、セグメントを調整する方向線が表示されます。顔の右側を囲むようにプレス→ドラッグします。マウスボタンをはなすと、アンカーポイントが選択されます。また、アンカーポイントに関連する方向線が表示されます。
グループ編集モード
グループ編集モードでは、「グループ選択ツール」を使用せずに、グループ化オブジェクトを変種することができます。
複数を選択する
「選択ツール」で黄色の星を選択します。shiftキーを押しながら、下にある青色の星をクリックすると、追加選択されます。選択されている青色の星をshiftキーを押しながらクリックすると、選択が解除されます。
自動選択ツールで選択する
1、「自動選択ツール」をダブルクリックします。自動選択パネルが表示されますので、「カラー(線)」と「線幅」チェック入れます(項目が表示されていない場合はパネルメニューで「線オプションを表示」を選びます。)黄色の星をクリックすると近似値のペイント設定の星が自動で選択されます。
2、shiftキーを押すとツール形状が変化しますので、そのまま、黄色の星をクリックすると、別のペイント設定の星が追加選択されます。続いて、Altキーを押すとツール形状が変化しますので、そのまま、紫色の星をクリックすると近似値のペイント設定の選択がすべて解除されます。
共通選択で選択する
「選択ツール」で紫色の星を選択します。メニューの「選択」→「共通」→「塗りと線」を選択すると、同じペイント設定の星が自動で選択されます。
なげなわツールで選択する
1、「なげなわツール」を選択します。いくつかの星を囲うようにプレス→ドラッグします。マウスボタンをはなすと「なげなわツール」で囲んだ範囲のアンカーポイントが選択されます。shiftキーを押すとツール形状が変化しますので、そのまま、黄色の星を囲むようにプレス&ドラッグします。
2、shiftキーをとマウスボタンをはなすとみ未選択のアンカーポイントが追加選択されます。続いてAltキーを押すとツール形状が変化しますので、そのまま、青色の星を囲むようにプレス→ドラッグします。Altキーとマウスボタンをはなすと選択が解除されます。
背面のオブジェクトを選択する
「ダイレクト選択ツール」を選択し、Ctrlキーを押しながら背面にあるオブジェクトの上をクリックします。一旦、前面のオブジェクトが選択されますが、ツール形状に変化して背面の選択が可能な状態になります。もう一度、Ctrlキーを押したままクリックすると、背面のオブジェクトがグループごと選択されます。
選択反転する
「選択ツール」で円を選択します。メニューの「選択」→「選択範囲を反転」を選択すると、円の選択は解除され、選択されていなかったオブジェクトがすべて選択されます。
前面・背面のオブジェクトを選択する
1、「選択ツール」で円を選択します。メニューの「選択」→「前面のオブジェクト」を選択すると、前面にあるオブジェクトが選択されます。
2、続いて、メニューの「選択」→「背面のオブジェクト」を2回適用すると、円の背面にあるオブジェクトが選択されます。
選択範囲の保存
1、「選択ツール」で星を選択します。メニューの「選択」→「選択範囲を保存」を選択すると、「選択範囲を保存」ダイアログボックスが表示されますので、名前を設定して「OK」ボタンを押します。
2、Ctrl+shift+Aキーを押して選択を解除します。続いて、メニューの「選択」→「選択1」を選択すると、保存した選択範囲が選択されます。
オブジェクトのロック・ロック解除
1、「選択ツール」で青色の星を選択します。メニューの「オブジェクト」→「ロック」→「選択」を選択すると、青色の星がロックされて選択できなくなります。
2、「選択ツール」でと黄色の星と青色の星を囲むようにプレス&ドラッグします。マウスボタンをはなすと、青色の星はロックされているので、黄色の星だけが選択されます。続いて、メニューの「オブジェクト」→「すべてをロック解除」を選択すると、青色の星のロックが解除されます。
オブジェクトの表示・非表示(隠す)
「選択ツール」で星を選択します。メニューの「オブジェクト」→「隠す」→「選択」を選択すると、星が非表示になります。続いて、メニューの「オブジェクト」→「すべてを表示」を選択すると、非表示になっていたオブジェクトがすべて表示されます。
オブジェクトのグループ化・グループ解除
1、「選択ツール」で星を2つ囲むようにプレス&ドラッグします。マウスボタンをはなすと、2つの星が選択されます。メニューの「オブジェクト」→「グループ」を選択すると、2つの星がグループなります。
2、Ctrl+shift+Aキーを押して選択を解除します。「選択ツール」で2つの星のうち1つを選択すると、グループ化されているオブジェクトがすべて選択状態になります。続いて、メニューの「オブジェクト」→「グループ解除」を選択すると、選択しているオブジェクトがグループ解除されます。
アンカーポイントを移動する
「ダイレクト選択ツール」でハートの輪郭をクリックしてアンカーポイントを表示させます。右端にあるアンカーポイントをプレスし、右方向へドラッグします。目的の位置でマウスボタンをはなすと、アンカーポイントが移動してハートが変形されます。Ctrl+shift+Aキーを押して選択を解除します。
セグメントを調整する
「ダイレクト選択ツール」でハートの輪郭をプレスします。右下方向へドラッグします。目的の位置でマウスボタンをはなすと、アンカーポイント間にあるセグメントだけが移動してハートが変形されます。Ctrl+shift+Aキーを押して選択を解除します。
アンカーポイントの整列・分布
1、「ダイレクト選択ツール」で屋根の上部だけを囲むようにプレス→ドラッグします。マウスボタンをはなすと、アンカーポイントが選択されます。整列パネルの「垂直方向上に整列」をクリックします。
2、選択されたアンカーポイントが、一番上にあるアンカーポイントに揃いました。続いて、整列パネルの「水平方向等間隔に分布」をクリックします。選択されたアンカーポイントが等間隔に揃いました。Ctrl+shift+Aキーを押して選択を解除します。
ペンツールでアンカーポイントの追加・削除する
「アンカーポイントの追加ツール」でハートの輪郭をクリックすると、新しいアンカーポイントが追加されます。続いて、「アンカーポイントの削除ツール」で既存のアンカーポイントをクリックすると、削除することができます。Ctrl+shift+Aキーを押して選択を解除します。
自動でアンカーポイントを追加する
「選択ツール」でハートを選択し、メニューの「オブジェクト」→「パス」→「アンカーポイントの追加」を選択するとアンカーポイントが自動で追加されます。Ctrl+shift+Aキーを押して選択を解除します。
自動でアンカーポイントを削除する
「ダイレクト選択ツール」を選択し、ハート上部のアンカーポイントを囲むようにプレス→ドラッグします。マウスポインタをはなすと、3つのアンカーポイントが選択された状態になります。続いて、メニューの「オブジェクト」→「パス」→「アンカーポイントを削除」を選択すると、3つのアンカーポイントが削除されます。Ctrl+shift+Aキーを押して選択を解除します。
曲線ツールで曲線に変更する
「曲線ツール」を選択し、アイスクリーム部分をクリックします。右側のセグメントを右上に向かってプレス→ドラッグします。目的の位置でマウスボタンをはなすと、直線が曲線に変更されます。Ctrl+shift+Aキーを押して選択を解除します。
アンカーポイントの切り替え
1、「アンカーポイントツール」を選択し、アイスクリームの頂点をプレスします。そのまま、右方向へドラッグします。目的の位置でマウスボタンをはなすと、方向線が引き出され、角が丸くなります。
2、引き出した方向線の端にある方向点をマウスポインタでプレスし、右上方向へドラッグします。目的の位置でマウスボタンをはなすと、スムーズポイントがコーナーポイントとなり、パスが変形されます。続いて、アイスクリームの頂点をクリックすると、方向線の無いコーナーポイントに戻ります。Ctrl+shift+Aキーを押して選択を解除します。
スムーズツールでパスを滑らかにする
「選択ツール」で雷を選択します。「スムーズツール」を選択し、滑らかにしたいパスをプレス→ドラッグ→はなすの一連の動作でなぞり、希望のラインになるまで繰り返します。Ctrl+shift+Aキーを押して選択を解除します。
パスを単純化する
「選択ツール」で木の葉を選択し、メニューの「オブジェクト」→「パス」→「単純化」を選択します。「単純化」ダイアログボックスが表示されますので、曲線の精度「95」%、角度のしきい値「180」度にします。「OK」ボタンを押すと、アンカーポイントの数が削除されたオブジェクトになります。Ctrl+shift+Aキーを押して選択を解除します。
パス消しゴムツールでパスを消す
「選択ツール」で顔を選択します。「パス消しゴムツール」を選択し、パス上をなぞるようにプレス→ドラッグします。マウスボタンをはなすと、パスが削除されます。Ctrl+shift+Aキーを押して選択を解除します。
消しゴムツールでオブジェクトを消す
1、「選択ツール」で花を選択します。「消しゴムツール」をダブルクリックすると、「消しゴムツールオプション」ダイアログボックスが表示されますので、角度「0」度、真円率「100」%、直径「10」ptにして「OK」ボタンを押します。花の一部分をマウスポインタでプレス→ドラッグします。
2、マウスボタンをはなすと、選択していたリンゴの一部だけ削除することができました。Ctrl+shift+Aキーを押して選択を解除します。続いて、オブジェクト全体にかけてマウスポインタでプレス→ドラッグします。マウスボタンをはなします。何も選択していない状態ではドラッグした部分のオブジェクトがすべて削除されます。
はさみツールでパスを切断する
「はさみツール」を選択し、サクランボのへたをクリックすると、パスの途中で切断することができます。deleteキーを2回押してパスを削除します。
ナイフツールで分割する
「ナイフツール」を選択し、花の一部をプレス→ドラッグします。マウスボタンをはなすと花が分割されます。Ctrl+shift+Aキーを押して選択を解除します。「グループ選択ツール」を選択し、切り離したリンゴの一部を選択します。deleteキーを押してパスを削除します。
離れたアンカーポイントを連結する
「ダイレクト選択ツール」を選択し、ワイングラスの左上のアンカーポイントを選択します。shiftキーを押しながら右上のアンカーポイントも選択します。続いて、メニューの「オブジェクト」→「パス」→「連結」を選択すると、2つのアンカーポイントが連結されます。Ctrl+shift+Aキーを押して選択を解除します。
連結ツールでアンカーポイントを連結する
「連結ツール」を選択し、パスが交差する部分をプレス→ドラッグします。マウスボタンをはなすと交差部分が自動的に連結されます。
同じ位置にあるアンカーポイントを連結する
1、「グループ選択ツール」で右側にあるしずくの頂点アンカーポイントをプレスします。そのまま、左側にあるしずくの頂点アンカーポイントに重なるようにドラッグします。マウスポインタの形状が変化し、アンカーポイントにスナップしたら、マウスボタンをはなします。
2、続いて、「ダイレクト選択ツール」を選択し、しずくの頂点を囲むようにプレス→ドラッグします。マウスポインタをはなすと2つのアンカーポイントが選択された状態になります。続いて、メニューの「オブジェクト」→「パス」→「連結」を選択すると、選択した2つのアンカーポイントがコーナーポイントとして連結されます。
3、しずくの下部のアンカーポイントを囲むように、プレス→ドラッグします。マウスポインタをはなすと2つのアンカーポイントが選択された状態になります。続いて、メニューの「オブジェクト」→「パス」→「連結」を選択します。
4、選択した2つのアンカーポイントがスムースポイントとして連結されます。Ctrl+shift+Aキーを押して選択を解除します。
アンカーポイントの平均化
「選択ツール」で外側の円を選択します。メニューの「オブジェクト」→「パス」→「平均」を選択すると、「平均」ダイアログボックスが表示されますので、平均の方法を「2軸とも」にして「OK」ボタンを押します。4つのアンカーポイントが中心位置へ揃います。Ctrl+shift+Aキーを押して選択を解除します。
パスのアウトライン
「選択ツール」で四角の持ち手を選択します。メニューの「オブジェクト」→「パス」→「パスのアウトライン」を選択すると、線幅分のクローズパスに変換されます。Ctrl+shift+Aキーを押して選択を解除します。
パスのオフセット
「選択ツール」で炎を選択します。メニューの「オブジェクト」→「パス」→「パスのオフセット」を選択すると、「パスのオフセット」ダイアログボックスが表示されます。オフセットを「-3」mm、角の形状を「ラウンド」にして「OK」ボタンを押すと、3mm分内側にオフセットされたオブジェクトが作成されます。続いて、選択された状態のまま、カラーパネルの塗りを「M=15%、Y=85%」にします。Ctrl+shift+Aキーを押して選択を解除します。
効果メニューの「パスのアウトライン」と「パスのオフセット」
「パスのアウトライン」と「パスのオフセット」は効果メニューにも同様のものがあります。効果メニューは元のオブジェクトを保持したまま、見た目だけ適用しますので何度でもやり直すことができます。
効果メニューの「パスのオフセット」を適用
線幅を設定する
1、「線幅ツール」を選択し、パス上をプレス→ドラッグします。マウスボタンをはなすと線幅ハンドルが引き出されます。続いて、Altを押しながら、線幅ハンドルの片方をプレス→ドラッグします。
2、Altキーとマウスボタンをはなすと線幅ハンドルの片方だけが調整されます。次に、線幅ポイントをパスに沿ってプレス→ドラッグします。マウスボタンをはなすと線幅ポイントを別の位置に移動することができます。Ctrl+shift+Aキーを押して選択を解除します。
線幅を数値で指定する
「線幅ツール」を選択し、線幅ポイントをダブルクリックします。「線幅ポイント」ダイアログボックスが表示されますので、数値を入力して、線幅のサイズを変更します。
線幅ポイントをコピーする
「線幅ツール」を選択し、Altキーを押しながら、線幅ポイントをパスに沿ってプレス→ドラッグします。Altキーとマウスボタンをはなすと線幅ポイントがコピーされます。
線幅を一度に操作する
1、「線幅ツール」を選択し、shiftキーを押しながら、線幅ハンドルをプレス→ドラッグします。shiftキーとマウスボタンをはなすと同じパス上にある線幅ハンドルが一度に調整されます。
2、続いて、shiftキーを押しながら、線幅ポイントをパスに沿ってプレス→ドラッグします。shiftキーとマウスボタンをはなすと同じパス上にある線幅ポイントを一度に移動することができます。
線幅ポイントを削除する
「線幅ツール」を選択し、線幅ポイントを選択します。deleteキーを押して、線幅ポイントを削除します。
線幅プロファイルの登録・適用
「選択ツール」を選択し、パスを選択します。線幅パネルの下部にあるプロファイルの黒三角を押して一覧を表示します。「プロファイルに追加」ボタンを押すと、選択されている線幅がプロファイルに登録されます。続いて、一覧から線幅を選択すると、登録された線幅に変更することができます。
線幅のパスをアウトライン化する
「選択ツール」を選択し、パスを選択します。メニューの「オブジェクト」→「アピアランスの分割」を選択すると、線幅のパスがアウトライン化されます。
オブジェクトの自由な移動
「選択ツール」で星をプレスし、右下へドラッグします。移動中のツール形状は変化します。目的の位置でマウスボタンをはなします。Ctrl+shift+Aキーを押して選択を解除します。
移動時にアンカーポイントにスナップさせる
メニューの「表示」→「ポイントにスナップ」を選択して、チェックマークをつけます。「グループ選択ツール」で星のアンカーポイントをプレスし、もうひとつの星のアンカーポイントへドラッグします。目的のアンカーポイントに近づくとツール形状が変化し、スナップされます。マウスボタンをはなすと、アンカーポイント同士を同じ位置へ置くことができます。Ctrl+shift+Aキーを押して選択を解除します。
スマートガイドを活用する
スマートガイドはオブジェクトを作成、移動、変形する際に、一時的に表示されるガイドです。表示されたガイドにはスナップすることができるので、オブジェクトを正確に配置したい時にとても役立ちます。
オブジェクトをコピー移動する
「選択ツール」でリンゴをプレスした後に、Altキーを押します。そのまま右へドラッグすると、移動中のツール形状が変化します。マウスボタンをはなしてから、Altキーをはなすと、星が移動先にコピーされます。Ctrl+shift+Aキーを押して選択を解除します。
オブジェクトを数値で移動する
星が選択された状態で「選択ツール」をダブルクリックします。「移動」ダイアログボックスが表示されますので、位置の水平方向を「15」mm、垂直方向を「-15」mmにして「OK」ボタンを押すと、星が目的の位置へ正確に移動します。Ctrl+shift+Aキーを押して選択を解除します。
オブジェクトを変形パネルで移動する
1、「選択ツール」で星を選択します。右に5px移動したいので、変形パネルの基準点を「左上」にして、X座標にはいっている値に対して「+100」と入力します。
2、続いて、上に5px移動したいので、Y座標に入っている値に対して「-5」と入力します。星が目的の位置へ正確に移動できました。Ctrl+shift+Aキーを押して選択を解除します。
定規の表示とガイドの作成
定規やガイド、グリッドを使用することによって、オブジェクトの配置を正確に行うことができます。
原点の設定
ガイドの作成
グリッドの表示・設定
オブジェクトの整列・分布
1、「選択ツール」で4つの様々な図形を囲むようにプレス→ドラッグします。マウスボタンをはなすと、4つの様々な図形が選択されます。整列パネルの整列条件を「選択範囲に整列」に設定し、「水平方向等間隔に分布」をクリックします。
2、4つの様々な図形が等間隔に分布されました。続いて、赤色の様々な図形を選択してキーオブジェクトを決めます。整列パネルの「垂直方向上に整列」をクリックします。
3、キーオブジェクトの上に合わせて他の様々な図形の上辺が揃いました。続いて、黄色の様々な図形を選択してキーオブジェクトを決めます。整列パネルの数値入力欄を「2」mmにして、「水平方向等間隔に分布」をクリックします。
4、キーオブジェクトを基準に他の様々な図形が20pxの間隔で揃います。Ctrl+shift+Aキーを押して選択を解除します。
オブジェクトの前後移動
1、「選択ツール」で真ん中の星を選択します。メニューの「オブジェクト」→「重ね順」→「最背面へ」を選択すると同一レイヤーの最背面へ移動します。
2、続いて、メニューの「オブジェクト」→「重ね順」→「前面へ」を選択すると、1つ手前にあるオブジェクトの前面へ移動します。Ctrl+shift+Aキーを押して選択を解除します。