Adobe Illustrator 効果を活用する

Illustratorの効果は、オブジェクトの見た目を様々な形に変化させることができます。変化は見た目だけに適用されるので、アピアランスパネルを使用して、いつでもやり直すことができます。

オブジェクトに影をつける

1、「選択ツール」で傘を選択します。メニューの「効果」→「スタイライズ」→「ドロップシャドウ」を選択します。

オブジェクトに影を付ける図

2、「ドロップシャドウ」ダイアログボックスが表示されますので、X軸オフセット「7」pt、Y軸オフセット「7」pt、ぼかし「5」ptにします。「OK」ボタンを押すと、傘のオブジェクトに対し影が作成されます。Ctrl+shift+Aキーを押して選択を解除します。

オブジェクトに影を付ける図

角を丸くする

「長方形ツール」で長方形を描画し、線パネルの線幅を「1」pt、カラーパネルの線を「K=100」%にします。メニューの「効果」→「スタイライズ」→「角を丸くする」を選択します。「角を丸くする」ダイアログボックスが表示されますので、角丸の半径を「10」ptにします。「OK」ボタンを押すと、オブジェクトの角が丸くなります。Ctrl+shift+Aキーを押して選択を解除します。

角を丸くする図

Photoshop効果とは

Illustratorの効果メニューには、「Illustrator効果」と「Photoshop効果」の2つがあります。どちらも元の形状を保持したまま、見た目だけを変更しますが、効果を表現する処理方法が異なります。「Illustrator効果」は、主にベクタ形式の効果を適用し、アピアランス分割後はパスを保持します。

「Photoshop効果」は、ベクタ形式では表現できないぼかしやテクスチャ効果をラスタ形式に置き換えて適用します。アピアランス分割後は、ラスタ画像になります。「Illustrator効果」のぼかしや光彩もラスタ形式として表現された効果ですが、「Photoshop効果」のぼかしとは適用結果が異なります。

Photoshop効果図

すなりん

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