Adobe Illustrator ブラシを活用する

通常、パスに設定することができるのは線幅とカラーだけですが、Illustratorのブラシ機能を使うと、イラストそのものをパスの絵柄として使用できるようになります。イラストを登録できるブラシの種類は、「散布ブラシ」「アートブラシ」「パターンブラシ」の3つで、オリジナルの囲み罫を作成したり、パスの形状に沿った絵柄の変形が簡単に行えるようになります。

散布ブラシを作成する
アートブラシを作成する
パターンブラシを作成する
ブラシストロークを分割する
ブラシストロークを削除する

散布ブラシを作成する

１、「選択ツール」で花を選択します。ブラシパネルの「パネルメニュー」ボタンをクリックして、「新規ブラシ」を選択します。「新規ブラシ」ダイアログボックスが表示されますので、ブラシの種類を「散布ブラシ」にして「OK」ボタンを押します。

２、「散布ブラシオプション」ダイアログボックスが表示されますので、名前を「花」、サイズ「ランダム／50％～100％」、間隔「ランダム／100％～120％」、散布「固定／0％」、回転「ランダム／0度から45度」にします。「OK」ボタンを押すとブラシパネルに新規のブラシが登録されます。続いて、「楕円形ツール」を選択します。

３、線パネルの線幅を「1」mm、カラーパネルの線を「K=100」％にして円を描画します。円が選択状態のまま、ブラシパネルに登録した「花」ブラシをクリックして選択すると、円に花のオブジェクトが散布されます。Ctrl+shift+Aキーを押して選択を解除します。

アートブラシを作成する

１、「選択ツール」で「パイプ」を選択します。ブラシパネルの「パネルメニュー」ボタンをクリックして、「新規ブラシ」を選択します。「新規ブラシ」ダイアログボックスが表示されますので、ブラシの種類を「アートブラシ」にして「OK」ボタンを押します。

２、「アートブラシオプション」ダイアログボックスが表示されますので、名前を「ブラシ」にして「OK」ボタンを押すと、ブラシパネルに新規のブラシが登録されます。続いて、「円弧ツール」を選択します。

３、線パネルの線幅を「1」pt、カラーパネルの線を「K=100」％にして円弧を描画します。円弧が選択状態のまま、ブラシパネルに登録した「ブラシ」ブラシをクリックして選択すると、円弧に沿って電車のオブジェクトが描画されます。Ctrl+shift+Aキーを押して選択を解除します。

パターンブラシを作成する

１、「選択ツール」で、「装飾角」オブジェクトをスウォッチパネルにプレス→ドラッグします。マウスボタンをはなすと、スウォッチパネルにオブジェクトが登録されます。Ctrl+shift+Aキーを押して選択を解除します。登録したスウォッチを選択し、「パネルメニュー」ボタンをクリックして「スウォッチオプション」を選択します。名前を「装飾角」にして、「OK」ボタンを押します。もう1つの「装飾ライン」も同じように登録します。

２、ブラシパネルの「パネルメニュー」ボタンをクリックして、「新規ブラシ」を選択します。ブラシの種類を「パターンブラシ」にして、「OK」ボタンを押します。「パターンブラシオプション」ダイアログボックスが表示されますので、名前を「装飾パターン」、外角タイルのボックスを選択し、一覧にある「装飾角」を適用します。同様にサイドタイルのボックスに「装飾ライン」を適用して、「OK」ボタンを押すとブラシパネルにパターンが登録されます。