【商品レビュー】VOXELAB Aquila 3Dプリンター 半成品DIY キット

Voxelab Aquila 3Dプリンター 3Dプリンター
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趣味で3Dモデリングをしています。最近になってモデリングした造形を印刷したいんだけど、3Dプリンターは高いなぁと思ってました。安価だけどしっかり3Dプリントしてくれるプリンターを探していた時に、FLASHFORGE社のサブブランドであるVoxelab社が製造している「VOXELAB Aquila 3Dプリンター」を見つけ、Amazonのレビューもそれなりによかったので購入しました。実際購入してみた感想を書いています。

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商品概要

ブランドVoxelab
メーカーJinhua Fire E-commerce Co .,Ltd
原産国中国
プリントサイズ220×220×250mm
成形技術FDM
ノズル数1
層厚0.1mm – 0.4mm
ノズル直径標準0.4mm
XY軸精度±0.2 mm
フィラメント1.75mm PLA
※Aquilaはすべての1.75mmフィラメントPLA/ ABS/ PETGと互換性があります。
ファイル形式STL/OBJ/AMF
全出力350W
ホットベッド温度(熱床温度)≤100℃
ノズル温度≤250℃
スライスソフトCura/Voxelmaker
材質金属
ブラック
製品サイズ47.8 x 51.5 x 62.5 cm; 9.34 Kg

購入先は、Amazonで買いました。FDM(溶解積層方式)の特許が切れたため安価になったみたいです。

感想

半成品ということで、半分は自分で組み立てる必要があります。その分、お安く提供してるという感じです。

VOXELAB Aquila 3Dプリンター良いところは、保守部品が入手できるということで購入しました。使うなら長く使い倒すくらい使用したかったので。説明書は英語と中国語でしたが、amazonでは「★★★日本語の説明書が必要なら、連絡してください。電子版を提供します」ありますので、英語が苦手な方でも問題ないかと思います。

HPに日本語版が公開されていました。

私自身英語は大の苦手ですが、単語を拾いながらでも組み立てられる感じです。

すなりん
すなりん

※あくまでも個人の感想です。

コスパすごい良い!4.5

3Dソフトで作成した3Dデータで造形物がちゃんと印刷できました。

もちろん、繊細な造形は難しそうだと思いますが、趣味やサンプル品、日用品程度であれば十分かと思います。

0.5分の欲を言うと、この機種でTPUという素材がサポートされてないことです。

ちょっと柔らかいゴムっぽい素材(スマホケース等で使用されてたりします)なんですが、これを使えたら嬉しいなと思ったくらいです。

スライスソフトに関しては、「Voxelmaker」を使用しました。これは付属するTFカードにソフトが入っているので手軽に使えたという点で使用しました。使い方は、また別のブログに書こうと思います。

スライスソフトとは、

STL、OBJ形式などの一般的なCADソフトや3Dソフトのデータを3Dプリンターが扱えるデータに変換するソフトになります。

3Dプリンターが認識できる、「Gコード」という形式にデータを変換する必要があります。オブジェクトを1層1層輪切りするようなイメージのデータをGコード(スライスデータ)となります。

完成品がこちら!

こちら完成品です。英語のマニュアルを見ながら最初は苦戦したところもありましたが、無事組み立てて動作させることができました。2~3時間ほどで組み立てることができると思います。(後から日本語の説明書があることに気がついた・・・)

また、途中危険な作業などはないので、比較的簡単にイケると思います。フレームがアルミで切り口が鋭いのと手が金属臭くなるので、作業する際は手袋があったほうが良いかもです。

商品到着!!

結構大きな段ボールに包まれて、到着しました。

開封

ドキュメントが英語と中国語。

わりと梱包はしっかりめです。

半成品なので、内容物の半分は部品となっています。

ベース部分はすでに組み立てられた状態で発送されてきました。PLAフィラメントはテスト用だと思いますが少量なので、別途購入したほうが良いと思います。5cm程度のキューブ程度なら10個以上は作れるくらいの長さだと思います。

プリンター基盤は危ないのでガラス面を取り外して組み立てたほうが良いと思います。私はガラス面は付けたまま組み立ててしまいましたが・・・

組み立て開始

基本的には1~3の部分を組み立てることになります。組み立てる難易度ですが、そこまで難しいものではないです。

両サイドのアームの組み立て

まず、2の両サイドのアームを組み立てていきます。ベース

3Dプリンターのベースを倒して、アームを取り付けして六角レンチでボルトを締めていきます。

XE軸装置の組み立て(ヘッドが付いているアーム)

両サイドのフレームに上記で組み立てたZ軸線稼働装置を取り付けます。

写真を撮りそこなってしまったので、マニュアルの抜粋で説明

フィラメントチューブとガントリーカバーの取り付け

フィラメントチューブ(ヘッドから出ている白いチューブ)を接続します。

スプールホルダーの取り付け

スクリーンの取り付け

ケーブル配線

配線も写真を撮りそこなったので、マニュアルの抜粋で説明

本体から出ている配線をコンソールと接続します。

完成となります。

ケーブルをコンセント差す前に、3Dプリンターの電源が115vの設定になっているか確認します。

初期設定

3Dプリンターで印刷する前に初期設定をする必要があります。これが結構重要です、設定しない場合はうまく造形が造れないので必ず行うようにしましょう。

ダイヤルを右に回してControlに選択を合わせてダイヤルを押します。

ダイヤルを回して「Auto Home」を選択してダイヤルを押します。

3DプリンターのヘッドがHomeポジションに移動します。

A4用紙をビルドプレートとヘッドの間に差し込んで少し擦れるかなくらいでヘッドとプレートの水平を調整します。

ビルドプレートの4隅に対して行うのですが、ヘッドを手動で動かす必要があります。まず、コンソールからControl→Disable stepperを選択します。

そうするとヘッドが上下左右自由に動くので、4隅にヘッドを移動してA4用紙で水平を調整します。

フリーに動く

フィラメントをロードします

Moveでヘッドを上げます。これは、フィラメントをロードした際に、フィラメントがヘッドから溶けて垂れてくるので少し上げておきたいためです。

MoveZを30.0にしました。(適当で構いません)

これくらいの高さ

フィラメントを引き込みます。スプリングを押すと入れやすくなります。フィラメントチューブくらいまで引き込んでおきます。

これくらい。

コンソールから「Automatic load」を押します。

ヘッドとプレートが過熱され自動で引き込みが始まります。少し時間がかかります。

ヘッドまで到達すると上記のようにフィラメントが溶けて垂れてきます。この状態になったら印刷ができる状態になります。

サンプルを印刷

ノズルとホットベースを予熱します。今回はフィラメント素材がPLAなので、「Preheat PLA」を選択します。

テスト印刷するには、付属されているTFカードを本体に差し込み、「TestHook-pla」を選択します。そうすると印刷が始まります。

ホットベースに印刷を始めます。

無事印刷されました。正直、PLA素材は柔らかいと聞いてたのですが実際は結構固いです。強度もそこそこあり、日常生活で使用する程度では破損することがないくらい丈夫です。(個人の感想)

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